院内セミナー「歯科の世界はこんなにおもしろい」を開催しました。

2017年10月3日、元岡山大学病院小児歯科講師で国立モンゴル大学 客員教授、歯学博士の岡崎好秀先生をお招きしまして、スタッフ向けのセミナーを行いました。

岡崎先生は、より多くの子供達に歯や口の大切さや素晴らしさを知ってもらえるように、全国でほぼ毎週のように講演をされており、到底歯科医師の講演とは思えない幅広い知識や雑学を織り交ぜながら、口・唾液・歯の不思議や大切さを、子供から高齢者にとても分かりやすくお話されます。

今回、岡崎先生には忙しいお時間を割いて頂き、スタッフが日々の業務で患者さまへの接し方、特に将来を担う子供の患者さまへの接し方についてご教授して頂きました。

小児歯科医師として腕も一流である岡崎先生は、「心に貯金をして返す」という診療哲学をお持ちになっておられます。
お子様の歯の治療といえば「泣くこと」を思い浮かべますが、歯科に治療に来て泣いたまま帰ると、次に来る時はもっと泣くという負の連鎖になり、これを”心に借金して帰る”ことになります。

泣いたまま帰るのではなく、”笑顔で帰る”ことが大切で、例えば必ずしも治療台に押さえつけて診療、治療するのではなく、時には椅子など親御さんと一緒にお子様がリラックスして少しでも笑顔で帰れる、すなわち”心に貯金をして帰る”関係を築いていくことの大切さを教わりました。

患者さんが笑顔で来られて、笑顔で帰れて、次に来て頂く際はもっと笑顔で来られるように。治療や検査技術の向上だけでなく、患者さまへの言葉かけや信頼関係を築く大切さを学ぶことが出来ました。

岡崎 好秀
モンゴル健康科学大学　客員教授（前　岡山大学病院　小児歯科　講師）

１９５２年大阪府生まれ。
専門は小児歯科・障がい児歯科・健康教育。
動物の歯にも造詣が深く、動物園への往診も行う。
現在はモンゴル健康科学大学 歯学部 客員教授。
講演も多く各方面から依頼が多く、クイズ形式の講演は抜群に面白い。